
東京から大阪に引っ越してきてちょうど1か月が経ちました。もちおです。在宅ワークでずっと家にいると、大阪にいる実感が無くなってきて、ふと東京に住んでた時の近所のお店に行きたいなと思うことがしばしばあります。
いよいよ5月に入り、就活も大詰めの時期ですね。コロナで就活が後ろ倒しになっているようですが、これから面接、直接的な自己PRをする機会が増えていくと思います。
私は今まで私の就活の流れについて2本のブログをアップしました。(自己分析、企業探し、面接)
・一社しか受けなかった私の就活
前編【就活概略・自己分析】
後編【企業探し・面接】
今までの記事では私の就活経験で重要視したことを書いていましたが、今回の記事では「私がもし今新卒で就活するとしたら」という設定で、面接に向けて何を準備するかについて書いていきます。
面接対策でやること(やる順になってます)
- 自己分析再確認
- 受ける会社に合わせた簡易版ポートフォリオ
- ポートフォリオ作成
- 企画書作成
- 質問対策
これから、上記のやり方を紹介していきます。「極端就活後編」と被っているものは簡潔に紹介します。わかりにくいときは併用してご覧ください。
1.【自己分析再確認】自分の過去・現在・未来を考える。
面接の大前提として、「自分が何者かわかりやすく伝える」「自分のことを面接官に忘れさせない」これらが一番重要になります。
エビングハウスの忘却曲線によると人の記憶は1時間後には約半分のことを忘れ、7日後には7割以上のことを忘れます。
暗記実験と面接のでは忘れやすさは変わるでしょうが、きちっと自分のことを覚えてもらえるように工夫しましょう!
私はわかりやすいもの、面接の中で特定のワードが出てくることを意識していました。
面接では志望理由や自己PRで過去を述べ、現在の自分の考え、それから将来に繋げていきますよね。
自己分析を何度もやって、自分の過去・現在・未来を考えて、一貫性のあるストーリーをつくることで理解しやすい、わかりやすい志望理由、自己PRを伝えることができます。
以下は自分の例です。
実際にノートにもう少し深堀したものを何度か書いて考えました。
2 . 会社に合わせた簡易版ポートフォリオ
この内容は「極端就活後編」と被っているものが多いので、簡潔に説明します。
デザイン系就活生の強み、そう!それは自分の過去を作品とともに伝えられることです。
ポートフォリオを制作する理由は自分が過去にどんな経験をしたのかだけでなく、現在どんなスキルを持っているのか、何を考えている人なのか、これから将来どんなことをしたいのかが重要です。
簡易版ポートフォリオとは、作ったものを写真だけで作ったり、少ない言葉を載せたものでは無く、ちょっと詳しい自己PRだと思ってください。
なので、文章はそこそこ分量はある必要があるかなと思います。
具体的にはどんなことを書くのか説明すると、どんな課題の制作で、ターゲットはどう考えたのか、販売方法、展示方法等、自分のこだわったポイント、面白さを感じたポイントを書くといいと思います。
実際に私が使った簡易ポートフォリオはものを見せるより、何を考えて作ったかを伝えることを意識しています。
3 . 自分を魅せる!ポートフォリオ
出穂さんの記事「就活は先手必勝!面接、自己PRは「ポートフォリオ」で差をつけよう」より引用
>>ポートフォリオはひとことで言えば作品集です。
しかーし、作品を集めただけでは、それを受け取る面接官にとって十分な資料とはいえません。
良いポートフォリオの条件、それは、
「なんのために、誰に向けて、何を、どのように展開し、どんな成果を上げたのか」の明示です!!!
私もポートフォリオを作ったとき、同じように作品のストーリーを重視して制作しました。
加えて意識したのはめくるだけで考えが伝わるように要点をピックアップしてプレゼンテーション風に制作しました。
ポートフォリオの悩みの点として
作品数、ページ数はどの程度にするかという話題が当時よく出ましたが、実際は場面に分けるのがいいのでは無いでしょうか。
・郵送で時間取って見てもらえそうの場合はページ数を増やしていろんな作品載せたり、詳しい解説を載せてもいいと思います。
・逆に面接の場合は短めに3作品程度に絞ってその内容を濃くしたものが好まれるでしょう。
私は全50ページで
自己紹介、スキル紹介に4ページ
重要な3作品をプレゼンテーション風に8ページ前後
7作品程大きな写真1ページ、コンセプトシート2ページ前後で制作していました。
面接では後ろの7作品も紹介する機会が実際にはありましたが、時間が厳しければカットして、そのままポートフォリオを渡して面接後に良かったらご覧になってくださいという形で制作していました。
4 . 将来性を魅せる!!企画書制作
ポートフォリオは自分の経験すなわち、「過去」ですが、企画書は現在の自分の力、そして入社後のビジョンを取り入れることができる。すなわち「現在」と「未来」を補強してくれます。
企画書は2種類あると私は思っています。
1つは新規の事業、製品アイディアの企画書
もう一つは現在ある事業、製品の改善案、ブラッシュアップを中心とした改善系の企画書です。
私はプロダクト提案として、作品の動作モックを1作品制作に加えてシリーズのプロダクトスケッチを3作品程を用意しました。
改善系の企画書についてはいきなり改善案を出しても失礼にあたる場合もあるかもしれないと考え、一応面接で聞かれた時ようにA4一枚レポートにまとめていました。
しかし、今考えてみると、時間をかけるべきだったのは後者の改善案のほうだったかなと思います。
面接の質問の一つに「このブランドの改善案について考えはありますか」と実際に聞かれました。
図ともに軽くまとめたA4のレポートを見せながら説明したのですが、私が思っていた疑問だったり、そのブランドが実際に考えていることを対話しながら学べる貴重な経験でした。
実際にモノを作って売っている人の考えは学校で教わるモノづくりとは少し異なる部分があります。
私は改善案の質問では甘さが出ましたが、改善案をもっと深く考え、考えにバリエーションを持たせて置くことで、いい印象や自身の学びにもつながると思います!
5 . 質問対策
以上4点を作り終わったら、いよいよ質問対策です!
しかし、自己分析、簡易版ポートフォリオ、企画書が制作されていれば、質問対策なんて殆どやる必要ないと思っています。
何故か、自分の過去・現在・未来がハッキリしていれば、8割の質問に答えることができるからです。
前回の記事でも紹介しましたが、自分の経験した過去、現在、未来を論理的にずれてないか、それだけに集中することを意識して自己分析すれば、どんな質問でも面接官に対してどういう人間なのか伝えることができます。
前日に質問100選とか読みながら、回答のイメージトレーニングだけして置くといいかなと思います。
会社によっては好きなものだったり、ニュースだったり聞かれるようなので、面接に向かう新幹線の中でそういったものを調べていました。
私はあまりやっていなかったのですが、もし今年就活生であれば第一印象をよくするために、ハキハキとしたような話し方が常にできるように挨拶、志望理由、自己PRを口に何度も出して体に染みつけるのもアリかなと思います!
6. まとめ
今回はこの時期に大切な面接について書きました。
今までの記事と被ってしまっている内容もいくつかありますが、この5点やれば面接対策バッチリという記事を目標に制作しました。
文系で就活してる方は作品がないよという方も多いとは思いますが、自己分析をしっかりやって企画書を用意すれば、かなり好印象になることは間違いないと思います。
ここで紹介したことが全てではないですが、面接は自分をどう魅せるかです。アイディアを自分で考えて工夫して取り組もうとする心がけが一番大切です。