地震や台風が発生。防災について真剣に考え、本気で取り組みたい!

Posted by

こんにちは、人事担当のリカです。
地震や台風等、災害が続いていますが、皆様の地域は大丈夫ですか。
当社の拠点である東大阪も、地震や台風の影響で予想しえなかったことが勃発し、有事に備えることの難しさを体感しました。
例えば、
台風の際、風速◯m以上と予報された場合に、会社で行うべきこと。
交通網の麻痺が予想される場合の判断。
会社で備蓄が望ましいとされている、一週間分の水や食料を始めとする備品等の一切を収集し保存。
有事が発生したら、状況に応じた避難先への移動。

こうしたことを、いくらマニュアルに落とし込んでも「いざ!」という時になると、「これで良かったっけ?」と判断に迷いが出てしまいました。
有事に備えるということと判断することは全く違うんだと分かり、防災について真剣に考え、本気で取り組もうと思いました。

まずしたのは、会社のルールが徹底されているかどうか。
次に、想定する事態とその対策。
そして、会社の備蓄や消火器等の点検。
最後に、実行です。

1.会社のルールが徹底されているか?
2018年9月5日は、大阪880万人訓練が予定されており、当社もそれに則って避難訓練を計画していました。それが、前日の台風の影響で中止となりました。当社独自の避難訓練を検討しましたが、全社員が揃う日に仕切り直しをした方がいいだろうといことで、延期としました。
前日の台風が非常に強い勢力のまま近畿圏を通過したことで、社屋の周辺はえらいことになっていましたが、当社そのものには特に大きな被害はなく、ホッとしました。と同時に、ものすごくいい経験になったぞとも思いました。

当社の場合、帰宅指示や待機指示等の判断基準は会社<個人でするようになっております。
えええ…ブラック…と思われるかもしれませんが、そうではありません。
営業の判断をするのが会社、出社の判断をするのは社員としております。というのも、問題なく出社できる場合もあれば、通勤に不安を覚えたり、家庭内の事情もあったり出社できないこともあります。そのため、自身や家族、家屋に不安があるようなら「出社しない」という判断を各人で行ってもらっています。
前回の台風では、40%以上の社員が出社しないという判断をしました。
出社した社員は、不安な気持ちもあったと思いますが、通常業務に加え、定期的に台風や交通の情報収集をしつつ、台風(強風)対策をしてもらったり頭が下がります。


(知り得た台風や交通網の情報は、Slack等で共有されてたりします)

また会社の判断を待つという方がいれば、実際の有事の際には会社が機能しない場合も想定する必要があります。会社の指示を受けて行動したのに、電車が動かず手遅れだったこともあるでしょう。そうなると強いストレスと会社に対して不満が生み出されてしまいます。本当の有事に備え、会社は社員の気持ちに寄り添い、各人で判断できるような仕組みを少しでも設けておくといいのではと思います。

当社は、今回のことでルールは徹底されているように感じました。が、やはり想定する有事を超える場合の判断基準は、より明確にシンプルにする必要があるとも考えています。

——-
風速◯m以上の場合なら、◯◯する。
△△警報が出たら、△△する。
◇◇mmの雨なら、◇◇の対策をする。
——-

こうした数値上の判断基準ももちろん大切です。
ですが、出勤前の自宅にいた場合、こうした細かい数値やルールって覚えてますか?
部下をお持ちの方で、部下から問われたら、マニュアルを再確認せずして正確に答えられますか。
無事であれば結果としてはよいかもしれませんが、仮に誤判断をしたことで、自身や部下の危機を招くようなことがあっては何の為のルールかわかりません。

当社ルールの場合、A4サイズ1枚程度に収まるよう、シンプルな構成としています。
が、それでも「本当に出社しなくていいんですか」等の不安を口にする社員もいたり、今後はルールの理解をより深めていかなくてはと感じています。
特に
・出社の判断
・有事の際に確認すること、避難に向けた集合場所
・誰にどんな役割があるか
の上記3点は、事あるごとに伝えていく予定です。

2.想定する事態と対策
有事といっても何を想定するべきか、配属当初はわからず「まぁ、避難訓練をやっておけばいいんでしょ」くらいにしか考えてなかったかもしれません。
ですが、防火管理者の講習を受けたり、各地域で発生してしまった地震や津波から学んだり、南海トラフという脅威への対策を考えると、机上だけで想定しても何の力にもならないんじゃ…!!と強く感じるようになりました。

当社で想定していることは、
・南海トラフ
・地震から近隣で出火し、当社に延焼した場合
といった大きな2点に絞っています。

南海トラフについては、大阪府が発表している『大阪府/南海トラフ巨大地震災害対策検討部会』の内容を参考に、地震が発生した場合、当社の拠点である東大阪が、どのようなことになるのかを試算。
東大阪は大阪府の中でも東側にあり、その中でも当社は奈良寄りの位置。大阪湾の沿岸部から直線でも14キロ以上あり、津波は到達しないとみています。
そうしたことから南海トラフ対策は、地震被害に焦点をあてています。
大阪府の予想で、大阪市の震度6強の揺れとなっています。東大阪も同等クラスとして考えることとしました。
震度6強となると、
・這わないと動くことができない
・固定していない家具のほとんどは移動し、揺れるものが多い
・大きな地割れの可能性もある

こうした状況を当社内外で想定すると、
・中央大通りの上を走っている阪神高速の崩壊
・当社・近隣の建物の倒壊
・社内の家具・什器類が倒れ怪我
といったことが考えられます。

そこで、最悪の事態を想定しつつも
・避難ルートを2パターン以上設定する
・避難扉やその周辺、廊下や階段には歩行を妨げるような荷物は一切置かない
・家具は固定するか、家具同士を接続し強度を上げる
等の対策を順次打っています。

何事も発生してからでは遅く、また災害を目の当たりにすると「知っている」と「やっている」では0と100くらいの差があるように感じています。

例えば、停電時、懐中電灯の光をより拡散させたい。※1
例えば、断水時、簡易トイレを作りたい。※2
こうした時に「あー、なんかテレビで見たことがあるんだけど、どうするんだったかな」となりませんか。

うろ覚えの知識を記憶を定着させるためには、聞いた(知った)ことを人に言うこと、実際にやってみることが一番です。「何か聞いたことがある」程度の知識とならないよう、避難訓練で組み込む等しておいた方がいいと思います。

※1:懐中電灯にペットボトルを乗せる、ビニール袋をかぶせる等
※2:トイレ便器を活用する場合、ビニール袋を2枚重ね、トイレにかぶせる。内側のビニール袋に破った新聞紙等を敷く等

また、地震による出火やどこかの火事の延焼の場合、消火器による初期消火が出来なければ、即時撤退、避難指示を行い、消防署に通報ならび近隣の方に呼びかけを実施という流れになります。

3.会社の備え
ご自宅では備蓄していても、実際の有事は会社かもしれません。
当社でも、多少の備蓄をしていましたが、備えておくものの種類や量を増やすこととしました。
特に必要だと感じたのは、灯りです。
また、食べ物、飲み物についても見直しました。

幸いなことに当社にはアウトドアブランドがあり、そこで取り扱っている製品のほとんどは有事の際、使用することができます。

テント、寝袋はもちろん、ランタン、ライト、クッカー等、社員の人数分とまではいかないものの、最低限必要な数は満たしています。
今後も、定期的に備蓄しているアウトドア製品を見直しする予定です。
また、必要な備蓄品は、すぐに手にとれる場所にも設置しておこうかなと検討しています。仕舞い込んで、どこにやった?ということがないよう、配慮したいところです。

声を大にしてお伝えしたいのは、灯りの備えは本当に大事!

停電時、周辺が真っ暗な中で移動するのは困難です。
足元に何があるか、進む先は大丈夫か、素早い行動に移すことができないもどかしさがあるでしょう。そうしたことがないよう、5人に1つ程度の灯り(ランタンORライト)をお渡しできるよう、手配を検討しています。できれば、一人ひとつはほしい…。

ちなみに、当社では下記の備蓄を進めています。
・水(3日程度)
・食料(今のところ1食程度。缶詰は既にありますが、今後はアルファ米や乾パンも購入予定)
・砂糖(脱水症状に備えて、500グラム程度)
・医療品(消毒薬、かゆみ止め、痛み止め、絆創膏)
・ラジオ
・乾電池(単3)
・タオル(フェイスタオル)
・ビニール袋(大、小)
・カセットコンロ
・テント
・寝袋
・ライト、ランタン、懐中電灯

備蓄品を増やすとどうしてもそれを保管する場所が必要となりますが、箱から出してすぐに使える状態にしたり、職場内に設置することで省スペース化を図っています。
とはいえ、テントや寝袋は、なかなかそういうわけにもいかず、必要最低数をどれくらいにするべきかはまだ決めきれません。あったに越したことはないけど、ずっと使わないまま保管というのも備蓄品がかわいそうな気がして、時折広げたり、社内イベント時に使ったりと、極力多くの社員の目にとまったり、手にしたりする機会を増やすようにしています。

4.実行してみよう
自分たちが考えた避難計画や訓練をどこまで実行するかが、毎回悩ましいです。が、今年以降は、防災に本気で取り組もうと考えています。

本気の防災計画を作っていく中で、津波の心配が少し減り(ゼロになることはないですが)、備えるべきは地震と火災対策だと分かった今、やることが明確になり、幾分スッキリした気持ちです。
とはいえ、これを作った人間だけが理解しても意味がないので、全社員あげて避難訓練を実行予定。

やることは、
・火災ベルを鳴動させ、それがどの場所にいても聞こえるか
・防火管理責任者やフロア責任者は自身の役割を把握し、指示・誘導させることができるか
・有事の際、どこに集合して避難するかを全社員に確認(事後でアンケート実施)
・地震や火事等の災害に対する当社の備蓄品や所在、消火器の使い方の講習
・有事の際の行動(自分の身の安全を確保を最優先)

これに加えてやりたいのは
・懐中電灯の拡散方法をはじめとする、防災グッズを最大限に活用する方法
・消火活動
・備蓄品を使ったごはんづくり
・全員で避難所へ下見
・社員を少グループに分けて、防災に対する意見交換

こうしたことを盛り込み過ぎると、イベント化になってしまいますが、私個人の考えとしては、意識を定着させるためにもやった方がいいと思っています。
いざ!という時に、自分で判断するためにも、手にとってもらう機会を増やすことが大切です。いつかやってくる災害時に思考停止に陥らないよう、災害時でもたくましく知恵を振り絞って生き抜く手段を見出せるようにしたいですよね。

最後に…
当社には、阪神大震災や東日本大震災の被災者がいます。
当時の話を聞くと、いつかそれ以上の地震がやってくるのかと思うと、恐ろしくて仕方ありません。
私も阪神大震災の時、大阪で生活をしており、突然やってきた地震で恐怖に突き落とされ、声を出すこともできませんでした。その体験以降、多くの大震災をニュースで知ってからは、少しでも力になればと支援物資で応援を続けています。

と同時に、防災の取り組みを今以上に行う必要があると感じています。
事後でなく事前にできることは、きっと、もっとたくさんあるはず。
ニュース等で「特集!いつかやってくる南海トラフ大震災」のような番組は注意喚起をされているのかもしれませんが、何となく恐怖に落とされるだけのような感があります。TVを通じて知識を習得する以外に体験する場、意識する機会をもっと増やしてくれたらいいのにと感じます。
特に、高齢者や幼児、妊婦、障がい者、ペット等、守るべき相手をどう守っていくか、住民や企業が
手を取り合って、いつかやってくる災害に真剣に備えておきたいですね。

私の住んでいる街では、2018年の台風21号の上陸時、台風に備えようと朝からスーパーに駆け込み、入場制限がかかりました。そうした中、買い出しにでかけた人は、大行列をなしているスーパーを見て「諦めよう」と思った人も多かったと聞き、日頃の備えの重要性を感じます。
会社のみならず、自宅でもきちんとした防災計画を立て、家族を含め避難訓練をしようと考えています。

最後に、防災は、知らないうちに誰かがやってくれるものではありません。
声を出していく、自分で知識をつけていく必要があります。
有事の際、自分一人きりの中で被災する場合もあります。そんな時、自分の命をつなぐのは自分しかいません。最適な判断をするためにも、今日から本気で防災に取り組んでみてください。