開発職の仕事とキャリア事例。自分の仕事に誇りをもつ、ということ

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こんにちは、人事担当のリカです。
働く上で、重要なポイントがあるとしたら、自分とマッチングしていること、求められていること、評価されていること、こうした点に集約されていると思います。その中で、最も自分や自分の仕事を誇りに感じれる要素は「求められていること」にあるように思います。

自分にしかできないこと、自分を指名してくれること等「求められている存在なんだ」と気付けるのは、非常に誇らしく、モチベーションをさらに向上させるのではないでしょうか。

少し話は変わりますが、ビーズ株式会社って、取り扱っているものがアウトドアや自転車、アイデアグッズ等のブランドであることから「すっごく楽しそうですね!」と本当によく言われます。

実際は?というと、苦しいことばかりです。
企画は悩むし、貿易上の問題で冷や汗も出るし、思っていたとおりに売れないこともあります。
ただ、その苦しさを上回るほどの「すっごい楽しい!」「すっごい嬉しい!」を知ってしまう事が年数回レベルであります。

その楽しさ・快感を知ったからこそ、苦境の時であっても「何とかして問題を解決してやろう」と前向きな力が生まれますし、失敗してもそこから学んで再トライ。その繰り返しの中で成長していけば、今までにない景色が見れるようになっていることも。
新たな景色が見れるようになった喜びが意図せず周囲へと伝わっているようで、多くの人から楽しそうな会社ですね!と言っていただけるまでとなりました。
これは、社員個々人の持つ力だと深く感謝しています。

さて、本題の自分の仕事に誇りを持つ、ということについてです。
「楽しそう」と言っていただける職種は、いわゆる花形が多いように感じています。当社の場合で言うと、企画職や広報といった目立つ仕事がそれに該当しています。

「アイデアをカタチにする仕事です」
「商品の魅力をメディアにお届けする仕事です」
こう言うと、クリエイティブな仕事なイメージがあり、とっても楽しそう。

企画職の産みの苦しみや広報も言葉をひねりだす辛さの連続かもしれませんが、自分が手がけた商品が世の中の多くの人に使ってもらえたり、それが誰かの幸せを創っていたりと、苦しみ以上の喜びと興奮があります。

一方で、何をしているのか謎な職種として、当社には「開発」という仕事があります。
言葉通り、何かを考え出し、実用化する仕事で、当社の場合は、ざっとこのような内容です。
・企画内容から細かい商品仕様をチェック
・国内外の製造工場との交渉、製造指示(再製造指示)
・海外の場合、商品の輸入手続き(トラブル発生時の対応含む)
・検品。品質に問題があれば工場へ必要な指示
・取扱説明書の作成…等
つまり、企画以降~発売までの全ての工程をコントロールするのが開発の仕事です。

6月に発売したい商品があるなら3月には仕入れをしておく、といったスケジュールが数十も複雑に動き、繁忙期にもなると日々のタスク量はかなりものです。

開発職に就いている社員の多くは、企画や営業等を経験し、ビーズのモノづくりや売れ行きに反応よく対応でき、精神的にタフな社員揃っています。が、開発職と呼ばれるまでには、モノづくり以外に貿易、Illustrator等の各種ソフト、交渉術と多岐にわたる内容を数年かけて根気強く育てていく必要があることから、人数はそう多くありません。

開発職に至るまでの間(育成期間中)、自分には向いてないんじゃないかと自信喪失する回数は、業務内容の幅から考えてどの職種よりも多いと思います。
それを乗り越えてきた一握りの開発職が、企画の良し悪しを決定づける重要なポジションに就いて、担当ブランドのモノづくりをコントロールしていくわけです。


(企画からの細かなリクエストを確認し、商品に反映させます)

その開発職の中の最年少は、DODチームのツバサ先輩
入社4年目にしながら、営業と企画を経験。


(入社当初のツバサ先輩)

ツバサ先輩は、実はモノづくり(企画職)をしたいとビーズに入社。理系でプロダクト経験もあるのに配属されたのは営業と凹んでいたこともありました。が、販売動向や市場を学べるチャンスだと意識を切り替え数ヶ月。

ふと気づけば、営業でなくてはならない存在に…。
もっさんから「俺、ツバサがいなきゃだめだわ~。ふはははは!」と。過酷な運命すぎる…!

そうした状況にあっても「負けね~」と企画書を提出し続け、念願の企画職に。企画した商品は本人オリジナルの一品ということもあってTVで紹介されるまでに。
このまま順調に企画職として活躍するだろうぁと周囲が思っていた矢先。

Tsubasaの企画補佐として開発業務をする中で、「当社商品を購入してくれたお客様が一番喜ぶことは、品質やわかりやすい取扱い方説明のあり方なのかもしれない。発売された商品は多くの人目に触れるけど、購入してくださったお客様の手や目に触れるものを私が担当しよう。」そう思ったそう。

以降、先輩社員に数々の指導を受けながら、年に100を超えるDODアイテムを分担して動かし、時には思いもかけないトラブルに遭遇したり、工場に強く交渉に出たり、先輩にフォローをお願いされ対応しているのに気づけばその先輩が帰っていたりと、真面目な性格が仇となってDODの中で最も苦労しました。ただ、その苦労の中にも喜びを見つけ、誰よりも努力した結果、一握りの開発職へ進化しました。

現在、DODの主力商品の大半は、ツバサ先輩が全部一人で動かしています。
また重要な新商品の開発業務も「ツバサさん、この新商品の開発、頼むね」と数名の開発職の中から指名されると「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」となるようで、日々、大変な仕事にもかかわらずイキイキと仕事をしています。
※キター!は心の表情です。
また、取扱説明書もイラストを多く入れ、何が付属されているのかが分かりやすく。これは、購入してくださったお客様とブランドと商品への愛です。

人目に触れるけど、人前に出ることのない開発の仕事。
開発という難解な仕事で求められることの意義を発見し、自ら踏み込んでいったツバサ先輩。
このブログ記事を書くにあたり、仕事に誇りもってる?と質問したところ「他の開発員に負けないぞって気持ちは常にありますよ」と、タフな開発職らしい返事。


(こんなおちゃめな一面も)

ただ人事担当者としては、開発職という仕事が人気職種の一つになり、「開発やりたい」と名乗ってくれれば業務量も落ち着くのになぁと思っていたら。
ツバサ先輩みたいになりたい!という後輩が登場!!
開発職の業務説明を聞き、その仕事ぶりに魅了されたようで、開発職見習いが誕生!日々、奮闘する姿は昔のツバサ先輩のようです(特に焦り具合が)。

仕事に誇りが持てるには、苦労や時間もかかります。
が、不断の努力がカタチになって、振り返った時には、随分と遠いところから歩いてきたんだなぁと自分のことを頼もしく自信にもなることでしょう。
花形じゃないと感じる仕事は一見多くあるように見えますが、結局は自分次第です。
仕事に誇りを持つ、それは仕事や自らをも輝かせることができるんだと信じています。