禁煙を成功させたくば、褒め上げ運動。健康経営(禁煙)の取組に必要なモノご紹介。

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こんにちは、人事担当のリカです。
以前より健康経営を謳われるようになりました。健康経営銘柄の導入やオフィス内に軽い運動ができるようなグッズやマシンを設置したり、中にはサラダバーを振る舞うという試みをする企業も増えているようです。
それには、企業が従業員の健康は、経営面で大きな成果が期待できるという健康経営の視点に立った戦略の一つなのでしょうね。
当社もサークルに健康グッズにスタンディングデスクの導入にと社員の健康に配慮しています。

その中で、自分でも人事労務として積極的に健康経営に携わっていけることってないだろうか…と思っていたら、あったんです。

そう、禁煙するという携わり方を。
喫煙者にとっては、なんて恐ろしい試み…。

喫煙者からすると「耳が痛いー」と思われるかもしれませんし、私自身、社長から「リカさんは煙草やめようって思ったことないの?」と聞かれても「やめない意思は硬いです」とキッパリ言い切り、社長を追っ払ったことがあるほど、やめることなんて考えたこともなかったのですが(書いていて、とんでもない社員だと自認しました)。

なので、ここからは、禁煙を考えられている方、禁煙中の方向けの内容です。
また、健康経営に携わる方に少しでも有益な情報を残せればと思います。

さて「禁煙しよう」と思ったのにはいくつかの理由がありました。
大きくは次の5点。

1.喫煙していてもスッキリしない
・吸うとむしろ気持ち悪い
・歯磨き時の嘔吐く(えづく)ようになった
・頭皮からタバコ臭がするような気がする

2.喫煙できるところが少なくなり、歩き回ってしんどい・ツラい
・社外で仕事をしている時は、喫煙できる場所をまずチェック。時に喫煙不可先もあるので、喫煙できる所を求めて休憩時間の大半を費やしたことも。
・社員達と食事に行った際、「喫煙と禁煙席がありますが」というお店アナウンスに、問答無用で「禁煙席がいい」と言われてしまう。DA・YO・NEー。
※当社は分煙で社内の喫煙は不可ですが、にしても世の中喫煙できるところが圧倒的に少なく狭く見世物小屋的になってきた。

3.家族からの批判・お願い
・家族が寝静まった後、一人煙草を吸う自分が侘しい
・受動喫煙のことを言われる

4.「鼻から(煙草の)煙がめちゃ出てるで(笑)」と友人から笑われた
・煙草を吸う時も鼻から煙が出てないか確認しなければならない面倒さ

5.体力に不安を感じた
・フットサルサークルで出場した試合は全て4分で交代(息の仕方を忘れた)

今までなら「それでも吸い続けるんだ」という意思を優先していたのですが、突然「喫煙することが面倒…」という体の反応に従った結果、じゃあ禁煙してみようかと自然の流れで着手することができました。非常にラッキーな事例だと思います。
そして禁煙を思いついてから1週間ほど心の準備をし、2017年7月14日から禁煙を開始しましたが、喫煙歴19年。
止められる訳がないと思っていました。

禁煙1~5日目まで
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【5日目までの流れ】
1日目:楽勝
2日目:タバコのことを思い出す。喫煙に対する執着が露見。
3日目:めちゃめちゃ吸いたい。絶叫1回。腹筋100回+長電話してやり過ごす。
4日目:めちゃめちゃ吸いたい。(腹筋が筋肉痛だったので)スクワット50回+長電話でやり過ごす。
5日目以降、急激に喫煙への執着が馬鹿らしく感じるも、吸いたい気持ちをさらに払拭するためにジョギング50分くらい。
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振り返ってみるとここが体力的に一番つらかったです。
そして今までの習慣との決別も辛かった。
ランチ後、終業後の一服をしそうになるんですが「あぁ、そうだった。禁煙中だったんだ。また今度にしよ(いつか禁煙がやめられると思っている矛盾)」と寂しく思い、吸わない時間に何をすればいいのか手持ち無沙汰。
帰宅しても当たり前ですが禁煙なんで、どういう生活を送ればいいのか分からない。
そして寝る前に急激に「吸いたい!!!!」という波が定期的にやってきます(3日目の晩が一番ビッグウェーブ)。
この時に心の支えになったのは、喫煙しないように話相手になってくれる人がいたことと先人たちの戦いの記録(禁煙ブログ等)です。
これにはすごく励まされました。世の中に成功者が数多くいる安心感。
ならあとは自分との戦いだけです。煙草が吸いたくなったら腹筋&スクワットをし、クタクタになるまで体力を消耗させ、あとは寝るだけという戦略を立てました。
※時は夏でクーラーを切って運動すれば、すぐにクッタクタになりました。

もし、企業内で本気の禁煙を奨励・推進したいのであれば、
1.禁煙仲間を作ってあげること
2.禁煙することで得られるメリットを教えてあげること
3.そして近々やってくる禁煙のしんどさを事前に教えてあげること
4.軽い運動を奨励(ストレス発散)
以上の4つの体制は絶対に整えてあげましょう。

禁煙6日目~1カ月
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6日目~1カ月、突然の睡魔に襲われる。※14日目までの睡魔は気絶レベル。
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禁煙も5日すぎれば立派です。
ビッグウェーブも過ぎ去り、喫煙していた時間を有意義に使えてるんじゃない?と結構な禁煙ハイ状態です。なのでこの期間中に周囲の人達に「実は煙草やめてるねん…」宣言し(ハイだから)、気持ちをより前向きにさせてみました。

一方で、これまでニコチンを摂取する日常生活からノーニコチンになるので、刺激物が体内に取り込まれず、突然の強烈な睡魔が襲ってきます。これまでの期間で最も精神力が問われるのがこの時。
業務中、会議中、食事中、移動中…ありとあらゆる場面で睡魔に襲われ、市販の眠気防止薬を飲んでも一向に効かなかったのは唯一の計算外。この睡魔がいつまで続くか本当に不安でした。

なので重要な業務は朝一番に対応し、睡魔がやってきそうな時間帯には会議や体を使った業務(私の場合は会社説明会の準備や備品の整理、ファイリング等)をこまめに入れ、極力立って仕事をしました。それでも睡魔は強烈です。2回くらい立ち仕事をしていても倒れるかと思いました。いや、倒れてしまおうと思いました。

禁煙推進担当者は、禁煙者に今からやってくる睡魔等の禁煙ダメージを食らわないよう、めいいっぱい褒めて自信をつけてあげましょう。
そして、強烈な睡魔は喫煙歴によりけりらしいのですが、カフェインの飲み物を支給したり、15:00に体操をさせたりと気分転換の時間を持たせてあげるといいと思います。
また睡魔との戦いは精神的にツライので、入念な禁煙計画を立てさせると良いでしょう。

ここで大事なのは、睡魔がキツイからといって喫煙しないこと。
大丈夫、必ず睡魔は撃退できます。ビッグウェーブを乗り越えたのですから、今回の波も必ず越えられます。間もなく得られる禁煙メリットのためにも頑張って!

禁煙1カ月~現在(現在73日目)

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喫煙したいから、もう喫煙したくないという意識の切替え時期。
1カ月~のメリット
※太字箇所は本気で嬉しい!と思っているメリット。
・目覚めがスッキリ。朝起きた瞬間に「(ガバッ)おはよう!」と言える。
・気がつけば、歯磨き時のえづかなくなっている!!
・なんでか息がめっちゃできるようになっている感覚
・匂いが気にならない(喫煙場所に行かないから)
・繊細な味が分かるような気がしてきた
・嗅覚が蘇ってきたような気がしてきた
・喫煙しない時間を持て余すことがなくなった
・喫煙仲間以外の繋がりが持てるようになった
・禁煙している自分に自信
明らかに抜け毛が少なくなった
・毛穴が引き締まってきたような気がする
・肌が白くなってきた…?
・運動していても疲れにくいような気がしてきた。
休日のお昼寝がなくなった。

1カ月~のしんどさ
・糖分を欲する ※カロリーコントロールが大変。
・ご飯を欲する ※カロリーコントロールが大変。
・禁煙による好転反応から吹き出物、肌荒れ
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現在、禁煙73日目ですが、得られるメリットが多いことから効果を実感できるようになってきました。この時点で既に喫煙の執着は消え、むしろ喫煙したくないという気持ちが強くなりました。
いつか吸うかも…という気持ちも小さくなりつつあります。

糖分を欲するようになったのも口寂しさでしょうし、味覚が戻りつつあるかもですので?何でも美味しく感じるのかもしれません。
このことから煙草を止めると体重が増加するとも言われていますが、一説によると一年も経てば元通りかもしくは若干減になるそうです。また、禁煙後は血流がよくなり運動能力も回復したことで、むしろ痩せたという話もあることから不必要すぎる心配は無用だと思っています。

さて、ここで73日目まで禁煙できている私の禁煙お役立ちグッズを紹介します。
※是非、社内の禁煙推進者は禁煙を取組んでいる方に教えてあげてください。

・コーヒー(カフェイン飲料)
お役立ち度:★★☆☆☆
苦味が癒やし…。ただ、コーヒーを飲む=喫煙という長年の習慣を思い出すこともありました。意識的にコーヒーを飲む回数を減らし、今では1日1杯程度。休日には一切飲まなくなりました。

・ガム(眠気すっきり系)
お役立ち度:★★★☆☆
強烈な睡魔が襲ってくるのを回避するために、口に入れるもので罪悪感がないもの=ガム。
すごい時はボトル入りのガムを4日くらいで消費したこともありましたが、歯を食いしばりながらも何とか吸いたいという波を超えることができています。
この世の中にガムがなかったらスルメだった可能性も否めず、そういう意味でガムがあって良かった…と心の底から思っています。敢て一つ言うなら、ガムはガムでも刺激が最強なガムが欲しい。強烈な睡魔の時は、(眠気すっきり系の)カフェイン入りのガムを一気に3つくらい放り込んでもダメでした。

・禁煙アプリ
お役立ち度:★★★☆☆
フリーのアプリでご自身にあったものがあれば是非やってみてください。
私の入れたアプリでは、禁煙の進行状況(目標3カ月に対し現在80.5%達成、吸わなかった本数、節約できた金額、伸びた寿命等詳細な情報が確認可)や、過去に喫煙してきた期間から無駄にした金額や累積喫煙本数も表示されます。
このアプリを入れたことで、禁煙してなかったら「この73日で579.8本も吸ってたかもしれないんだ!?」「これまでに58,400本も煙草を吸ってたんか…」と、どエライ衝撃が得られます。
達成感や満足度もあり、かつ「今日で579.8本も吸ってないことになるんだよー」という社内外のコミュニケーションもとれたりとかなり助けられています。

・腹筋&スクワット動画
お役立ち度:★★★★☆

急激に「吸いたい!!!」という欲求が襲ってきます。
そういう時にはすぐ運動。といっても時間や場所を選ばず短時間でハァハァ…と息を切らせる運動となると…と思いついたのが腹筋&スクワット。
禁煙3日目の吸いたいビッグウェーブ時に、腹筋を100回したことで救われました。
そのタイミングで「あ、これはもしかして凄くいいことをしているんじゃないか…」と思い、正しい腹筋&スクワットの仕方をネットで調べ、その通りに運動していました。
これがめちゃ禁煙1カ月目くらいまでハマり、「え?めちゃ痩せた?」と色んな人から言われるように。禁煙による健康と美容の一石二鳥が叶えられるかは自分の努力次第ですが、超オススメです。

・応援してくれる人
お役立ち度:★★★★★
何が心の支えかといえば、生の人の声(支えてくれる人)。本当に必須です。
私は、禁煙2週間経過した時にはケーキをプレゼントしてもらい、1カ月経過した時は「頑張ったー、おめでとう!」と声を掛けてもらい、ずっと持っていたライター(家の中にあるものを含め15本くらい)を捨てる決心がつきました。
2カ月経過した時は家族が禁煙で得られた住環境等の快適さと私の健康を祝ってくれたりと、禁煙することを喜んでくれる人が周囲にいるだけで、まだまだこの先も頑張れそうです(既に頑張るというレベルではない。ふいに吸いたくなったらどうしようと不安に思う程度)。

にしても「禁煙1カ月目経過したら連絡して」と社長に言われた時は、どんな素敵なことがあるんだろう…!とパァァァァ!!!と胸がときめきましたが、想像の斜め上(下?)の「よくやった!」というお褒めの言葉をありがたく拝受しました…。チョコレート付きとかならもっと良かったなぁ…なんて言うのは贅沢すぎですね。

さて、禁煙を開始したり継続するには勇気がとても要ります。
1年間における禁煙の成功率はわずか6%とも言われていることから、禁煙がいかに難しいことがを物語っていますが、その成功率を押し上げるのは、本人の努力と周りの協力があってことです。
禁煙グッズを一切購入せずに、周囲の協力の賜物だけで73日禁煙できている私が言うんだから本当です。

間違っても「吸ってないよね!?」なんて言ってはいけません。ただでさえイライラしてるんだから、そんな上から目線の言葉を浴びせようものなら、逆効果です。私も禁煙中に一度言われましたが、イラーーーーー!!!となり、吸ってやろうかとさえ思いました。
周囲の人も支える上で大変面倒だと思いますが「何日?えー!すごいね!」「頑張って!」と褒めてテンションを上げてあげましょう。
禁煙中の皆さん、このまま健康と美容に向けて一緒に突っ走りましょう!!ファイトー!!!